ぬいやすこ★祈り

今回は、この2月にガンのため64歳で亡くなったお知り合いの、メモリアルローソクをめぐる思い出について触れてみたい。



 今から十年近く前のことだった。ぬいは学校で震災メモリアルローソクを作ろうとしていた。が、その材料となるローソクの調達に苦慮していた。

 その話を聞いた彼女は、段ボール箱いっぱいのローソクを送ってくれた。



 頂いたローソクは、彼女がお仲間のお母さんたちと立ち上げた作業所のものだった。

 結婚式場を回り、キャンドルサービスで使った残りのローソクを苦労して集めた、そのおすそわけを頂いたのだ。



 まもなく、生徒たちの協力により、東遊園地で毎年灯されるのと同じ震災メモリアルローソクが完成した。



1月17日の震災メモリアルデーには、学校の体育館に竹筒に浮かべたメモリアルローソクに火が灯され、全校生で亡くなられた方々に黙とうを捧げた。



ぬいの退職後も、毎年震災メモリアルデーには、メモリアルローソクの下で黙とうを捧げていることを知り、胸が篤くなった。



ぬいは、今そのローソクをコップに浮かべ、彼女の一生懸命生きた人生に思いをはせている。
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